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[基本・消音技術の解説]

ものづくりのための実験と品質管理。

実験モデル 消音装置は、多くの場合、巨大なものになります。どんなに素晴らしいアイデアやインスピレーションであっても、製品化するまでには長い道のりがあります。
 まず、縮小モデルによる実験装置を製作し、ちょっとした工夫を重ねながら、改善点を見つけていくという作業を繰り返すのです。目には見えにくい消音のメカニズムが、実験モデルを使うことで数値化されます。そして、内部構造をさまざまに変えて風の流れを検証することにより、消音効果と圧力損失の問題が最も効率的に解決できる構造を見つけることができます。

 消音装置をつくるには、そのニーズに合った材料が必要です。材料の選択には、吸音性能、強度、加工性、耐食性など、さまざまな検討のポイントがあります。
 そして、それらを総合した結果、コスト的にもパフォーマンスの高い材料であることが重要になります。コスト意識がなければ、どのようなものづくりも無意味といっていいでしょう。

消音装置のニーズに合った材料

必要条件 カテゴリー 材料名
吸音特性
(吸音力のある材料
()内は耐熱温度)
吸音材料 グラスウール繊維板(150℃)
ロックウール繊維板(350℃)
アルミ吸音板(300℃)
セラミック吸音板(1000℃)
強度
(形状を保持する材料)
金属材料 鋼材 
アルミ材 
SUS材
非金属材料 プラスチック材
加工性
(切断、曲げ、プレス加工、溶接加工)
アルミ材
鋼材
SUS材
プラスチック材
耐食性
(耐久性、防錆性)
屋外環境に
おいて使用
耐食アルミ材 SUS材
プラスチック材 鋼材
特殊ガスに
対して使用
塗装、被膜処理、メッキ処理

 ものづくりは、最終的に品質が問われます。納入先企業の厳しい品質管理基準との出会いは、消音エンジニアリングにおいて、品質とは何かを見つめる眼と、その品質を実現するための足腰を鍛えてくれました。
 アルパテックは2010年12月に、国際基準であるISO9001:2008の認証を取得しましたが、創業以来、納入先企業との間で品質管理システムを運用し、納期に関しても、性能についても、つねにコンスタントな精度を維持する体制を整えています。

 

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