・ホーム>技術情報>[新しい消音技術の解説]>ガスタービンサイレンサ◎振動実験での実証

新しい消音技術解説

専門家による振動実験で、
優れた安全性を実証。

 私たちは次の段階として、ガスタービン発電の際に発生する空気の流れ、それが原因となって起こる振動に対して、スプリッタが十分な強度や耐久性を持ち、安全性が確立できているかを、実験によって確かめました。そのために、振動解析の専門家による本格的な振動実験がおこなわれました。
 実験では、風速20メートル毎秒の状態をつくりだし、スプリッタに取り付けた振動計で、空気の流れの影響によってどのような振動が起きているか詳細に測定。そのデータをもとに応力分布が調べられ、スプリッタの強度や耐久性に問題がないこと、つまり優れた安全性が実証されました。

パンチングプレートの振動モードと応力分布

消音性、安全性、省スペース性、
施工性そして低コスト性、すべての課題に答えた。

吸気サイレンサの性能 アルパテックのガスタービン吸気サイレンサは、従来型の約半分の長さという省スペースで、要求通りの消音性能を実現しています。また、安全性では、ガスタービン発電よりも過酷な条件下で、数十年、壊れずに使い続けることができる強度と耐久性を持つ、過給機サイレンサで確立しています。
 施工性も大きなポイントです。1枚のスプリッタをつくるのに、従来の3分の1程度の時間で済みます。こうした大幅な工数削減と、従来の半分という省スペース性を考え合わせれば、トータルコストの削減にも効果があることをご理解いただけるでしょう。
 アルパテックのガスタービン吸気サイレンサは、消音性、安全性、省スペース性、施工性といったさまざまな課題を解決しただけでなく、コスト性においても圧倒的な競争力を持ったのです。